最近はフェイスブックで読書日記のようなことを書いています。フェイスブックはアカウントをとらないと中身が表示されないので、ほとんど読まれていないのが現状です。そこで、最近のものをまとめてブログにコピーしておきます。当然、逆順です。まあ、内容的には「大人買いブログ」になっています。
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昨日は暑かった。暑かったのに秋川渓谷の温泉に家族で行ってきた。露天風呂は、ほとんど日光浴状態で、露天では温泉そのものより水風呂のほうに入りっぱなしの人が多かった。たくさんの蝉の声を聴き、杉のかおりを楽しんできた。以上が我が家のお盆休みの唯一の娯楽行事。
21時間前 ·
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稲垣足穂全集を買った。気がつけば、新本ではもうそろわない。ちくま文庫の「コレクション」は買ってあるが、やはりこれでは半分くらいにとどまる。これを買うのは10年前から決めていたことだが、なかなか手が出なかった。結局、古本屋で全巻揃いを買うことになった。途中、昔の「稲垣足穂大全」にも触手が動いたが、読みやすさを優先して全集にした。大全はあこがれたなあ。とても手が出なかったし、古本市場でもなかなか全巻揃いはなかった。私はかろうじて1冊だけもっている。ところが、最近はセットでいくつか出ている。70年あたりにこれが買えた酔狂な大人もそろそろ人生から降り始めているということだろうか。タルホは、私の文学人生を変えた作家。若い人には「一千一秒物語」だけでも立ち読みしなさいといいたい。新潮・河出・ちくまの各文庫で読める。
22時間前 ·
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お盆のテレビは見るものがないのでDVDで買っておいた「大草原の小さな家」のパイロット版にあたる「旅立ち」を見た。長大な本編の1番最初の独立した作品。おそらくこれが好評でシリーズ化されたのではないかと思う。まず、画質がきれいで驚いた。思えば、昔私らが持っていたテレビはしょぼかった。汚い画面でしか見ていないのだ。こりゃ、死ぬまでに、きれいな画面で見直さないといけないな。主演・監督のランドンの制作思想は西部劇の真逆をいくもので、この一見のんびりしたドラマも70年代カウンターカルチャーから出てきたものなのだと知る。自然はあこがれだが、自然の過酷さも容赦なく描かれる。インディアンは悪い人だけではないし、せっかく開いた土地なのに国家によって自分たちが追い出されることもある。ぎりぎりの開拓生活なのに信仰とおしゃれはきっちり守る。今見ると、70年代以降日本でリバティ柄がはやったのは、このドラマのせいではなかろうか。そんなことを考えた。
22時間前 ·
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私はテレビにあまり頓着がなく、旧式のテレビでずっとすませてきたので、数年前までは画質の悪い画面しか見ていない。ここのところ昔のテレビ番組がDVD化されているのは知っているが、百恵やキャンディーズや明菜なんかもいつかDVDで見直さないといけないな。
20時間前
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調べてみたら、クラシックなジャズのボックス化が進んでいる。しかも超低価格だ。アマゾンはドル建て決済なので、本当に安い。中途半端だったチャーリー・パーカーのスタジオ録音をコンプリートにし、ミンガスやペッパーやジミー・スミスをなどの8LPセット(が4CDになっている)を買った。すっかりリマスターされていて、昔聴いた音と全然ちがう。新しいところではソフトマシーンとウェザーリポートのボックスもあって、ダブりをいとわず買ってしまった。後者はビトウスがベースの頃はほんとに新鮮だった。前者はいかにも典型的な70年代のインテリジャズロック。「4」をもっていたが愛聴版ではなかったな。その他、海外からいろいろ届く予定。ここしばらくはピアノトリオ専門だったが、ホーンにも広げてジャズの歴史を復習する。
22時間前 ·
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ここのとこ朝6時に起こされている。じっさいには4時頃から我が家は大騒ぎで寝ていられない。ひとつは朝早起きの子犬のせいであるが、こちらは眠くてとても論文執筆モードにならない。そんなわけで、ここ数日の成果を書く。読んだ本は『スマートフォン術 情報漏えいから身を守れ』朝日新書くらいかな。仰せの通りの本。学生みんなに読ませたい。しかし、この線では万事ことなかれ主義になってしまう。じっさい多少なりともネットのダークサイドを知っている人は「何もしない」選択を取る。これでは何も始まらないではないか。ま、これはここ16年間の私の主張。
22時間前 ·
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言説の読みについて考えていて、土方洋一『物語のレッスン』を読んだ。物語言説についての文法のようなものが見える。
8月16日 17:10 ·
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私の社会学ウェブサイト「ソキウス」を立ち上げたのが1995年8月15日だったので、今日で16周年ということになる。ほんとにいろいろあった16年だったな。
8月15日 19:25 ·
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初期アート・ペッパーを聴きつつ、ベックほか編『リスク化する日本社会——ウルリッヒ・ベックとの対話』岩波書店を読了。ベック来日における3つの講演とそれをめぐるシンポジウムの報告が編集されたもの。タイトルには「リスク化」とあるが、むしろ「個人化」がテーマになっている。想定していたものより、かなり興味深く読んだが、とりわけ「圧縮された近代」という概念が印象的だった。社会学理論の「コスモポリタン的転回」は必要だと思う。
8月15日 13:56 ·
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昨日は、家人の勧めもあって柳澤桂子『いのちと放射能』(ちくま文庫)を読んだ。なんの先入観もなしに読み始めて、これは3.11以降に出た本だと思いながら読んでいると、じつはチェルノブイリのあとに書かれた本だった。あのときに日本も気づくべきだったのだ。感じたことは2点。ひとつは、放射能は閾値で判断すべきでないこと。少量でも危険なのだ。もうひとつは著者が「こころの問題」と一言ですませている問題は複合的な社会システムの問題であるということだ。こころの問題なら、みんなが反省すれば変えられる。しかし社会システムの問題は個々人の反省だけでは変えられない。ここがわかってない人が多すぎる。
8月15日 8:27 ·
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ヤフオクで3500円で買ったJAZZ PIANO HISTORYが届いた。CD20枚組のボックス。どうもドイツ盤らしい。私はこういう編集ものも好きで、ジャズなんかオリジナル盤をちまちま収集して聴くのが王道にしても、一方でこういう編集ものも発見があるので楽しい。なんせバド・パウエルが12巻目である。私はここからのちのことしか知らない。その前を聴けるのがうれしいし、まったく日本では知られていないが歴史的意味のある演奏とも出会えるはずなのだ。まあ、これが大人買いの始発点になってしまうという「落とし穴」があるが、わざと落ちているのだから性懲りもない話である。
8月14日 9:48 ·
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あとで確かめてみたらアマゾンにもあった。それによると、一応アメリカ盤のようだ。ほかにもジャズのボックス化は急速に進んでいて、クラシックと同じようになる日も近いようだ。ボックスおやじとしては、大歓迎である。
8月15日 9:03
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帰りの新幹線では、山村修『増補 遅読のすすめ』ちくま文庫を読んだ。これはいい本だねえ。たしかに、ゆっくり読まないとわからない本はありますよ。私はメガ読みするが、専門書はけっこう早読み。でも、文学系は読書時間そのものを堪能しているので、ゆっくりだ。そういう読みをするようになったのはここ数年のことで、その分、原稿は書けなくなったかも。まあ、それでも「ゆっくり読む」ことが自分に必要だと感じたからなので仕方ない。それも自分の養分になるはずなんだ。
8月14日 9:10 ·
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ちょうどお盆の帰省ラッシュで座席がとれず、東京駅では丸善で2時間ほどつぶした。2時間もいると、いくら控えていてもけっこう本を買ってしまう。行きは杉田宏樹『ジャズと言えばピアノトリオ』光文社新書を読了。一部のヨーロッパのピアニストのところはわからなくて飛ばし読みだが、あとは私の得意分野なので、しっかり読んだ。乱雑な頭がよく整理された感じ。でも、私がピアノトリオが大好きなのは、じつはもっともそれがベースラインを堪能できるからなのである。ベースが好きなんだな。そんな聴き方も軽くフォローしてあった。
8月14日 8:43 ·
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昨日一昨日と大阪に行ってきた。中学時代に同じ下宿で暮らした仲間たちとの久しぶりの飲み会である。というか、みんな、この30年ほとんど会っていないし、(私が行方不明だったのだ!)唯一の先輩とはじつに42年ぶりに話をしたことになる。この先輩がミュージシャンで、昨日のNHKの歌番組に出演するため大阪入りしていたのをきっかけに「集まろう」ということになったのである。話せば長い波瀾万丈のドラマをみんな抱えていて、吐露しあったが、反応はあのとき(1968年)のままだ。「おれ、おまえ」の関係はいいねえ。こころにしみた。
8月14日 8:33 ·
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中学時代に同じ下宿で暮らした先輩がサックス奏者として有名楽団で演奏していることが判明。出世したなあ。と感慨もあり、チャーリー・パーカーのウィズ・ストリングスを聴く。iTunes版だとなぜか24曲も入っている。マスターテイクスということらしい。うちのCDより音いいかも。こうなると、原稿そっちのけでジャズものを読みたくなって、こないだのバス待ちに買った原田和典『世界最高のジャズ』光文社新書を取り出して読了。あまり旧式ステレオタイプ(ジャズ神話)にハマっていない説明で、我が意を得たりのところもあり。
8月11日 14:38 ·
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名前は「なな」しつけはまだない。
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8月9日 7:42 · · シェア
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JRTについては、これが1番詳しく実践的。とっくにサライがやってたのね。
ジャックラッセルテリア(JRT)飼育奮闘記:編集部おすすめコーナー|語ろ具(ゴログ):WEBサライ
golog.nifty.com
ジャックラッセルテリア(JRT)飼育奮闘記
8月9日 7:21 · · シェア
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試しに長く書いてみたら、フェイスブックの「近況」って500字未満しか収まらないらしい。なんだ、そうか。ノートとしては収まるらしい。
8月8日 22:17 ·
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それでこの本を見つけて取り寄せたのだが、ここではマズルコントロールのような懲罰的なしつけは真っ向から否定されている。要するに、犬は抽象的概念を理解しないのであるから、行動論的に対処せよということ。この発想は、大昔にジョージ・ハーバート・ミードの社会行動主義(プラグマティズム)としてなじみ深いものだ。昔の私なら身ぶり会話で説明する。ちょうど一世紀前の理論だが、コンパニオンアニマルとして家の中で犬を飼うようになったのは最近のことだから、そうした発想が新鮮に受け止められているのだと思う。ここはひとつ、プラグマティズムで行こう。
8月8日 22:15 ·
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ジャック・ラッセル・テリア。糸井重里家の「ブイヨン」ですこぶる有名な犬種であるが、これがかなりな飼育困難犬なのである。なじみの獣医さんからも「おすすめしない」ときっぱり言われていたのだが、糸井家がうらやましかったのである。取り寄せるのに四ヶ月もかかって、入手は困難かとあきらめかかっていたときに、やっと来た。来てから、グーグルでしっかり調べたら、かなりやんちゃであることが判明。私としたことが、うかつであったが、やはり他の犬種は飼う気にならなかったのだから、まっすぐ進むしかない。
8月8日 22:15 ·
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今日は病院に行って、帰りに近くのユニクロに寄ったら、ヤフオクで入札しようとしていたバレンシアガの白いシャツとそっくりなコンセプトのシャツがいくつもあったものだから「なんで私が買いたいものを知っているんだ!」と、びっくりして、思わず白いシャツばかり五枚も買ってしまった。要するに、ノーネクタイの似合う光沢感のあるソフトなシャツだ。「ユニクロは昔のユニクロならず」と、太宰ならつぶやくところだ。帰ったら、注文していた古本がいくつか届いていたので、緊急に必要な本を1冊読んだ。西川文二『犬は知的にしつける』である。じつは、犬を飼い始めたのである。
8月8日 22:14 ·
野村一夫 on Facebook 要するにセオリーのセンスなんだな。セオリーは今ファーストリテーリングの傘下にあるとのこと。おかげで同じようなシャツがひとけた安く買えるというわけか。
8月11日 14:29
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小松丈晃『リスク論のルーマン』を読んだ。もとが博士論文なので、とくに後半は難しいように感じたが、今の状況を前提として読むと、それなりに理解できる。でも、ここでもルーマンを取り入れるのは難しい。今回もダメか。
8月6日 17:27 ·
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この本自体はいい本だし、著者は相当優秀ですね。頼もしい限りです。で、ルーマンの概念はご都合主義的引用を許さない鉄壁な守りに基礎づけられているので、全面的に準拠するか、全面的に撤退するかを迫られるところがあります。リスクは焦眉の概念だけに、なんとかルーマンのリスク論を導入できないものかと目論んだのですが。
8月8日 20:34
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ツィッターって、遂行的な言辞に向いていて、社会的なコミュニケーションを作動させていくのが得意だ。だからそこでは署名性は2次的なものになる。そのようなタイムラインにおいて、叙述的な言辞に何か役目があるのだろうか。
8月6日 10:56 ·
石清水 山水 読んだ人がさまざまな実践をするのは、いわゆる発話媒介行為(perlocutionary act)ですね! http://bit.ly/p7Cc1k
行為遂行的発話と事実確認的発話
www.cscd.osaka-u.ac.jp
「必ず明日借金を君に返す」という発話は、君を前にして私が話す時、ある種の社会性を帯びている。つまり私は君にどうも借金をしているようであるし、君は私にどうも督促し…続きを読む
8月9日 16:49 ·
野村一夫 on Facebook おっ、医療人類学辞典には何でも載っているんですね。
8月9日 16:57
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内田百間集成(全24巻セット)が届いた。いったいいつ読むのか、読めるのか、わからないが、とにかくコンプリートしたかったのである。かつて我が家にも旺文社文庫でほぼそろっていたのだが、家人が読んでいたのをずっと見ていて、いつか私も読むぞと思っていた。そのときの本はもうない。私は映画の『ツィゴイネルワイゼン』が好きで、ときどきDVDを見るが、原田芳雄が死んでしまったので、今回なんとなく「宿題」を思い出したわけだ。ちくま文庫版ももう個別にはそろわない。ファンが多いので古本もあてにならない。そこで思い切ってセットを買った。百けんは著作全体が長編小説のようなもので、コンプリートに意味を見いだしているのだが、問題は読みどきが来るのかどうかだ。でも今は、眺めているだけで楽しいのである。
8月5日 15:03 ·
石清水 山水 相変わらずディープ(地下潜航系)ですね〜♪
8月5日 16:57
野村一夫 on Facebook いやはや、ためてきた「宿題」が多くて、原稿が進みません。
8月5日 17:37
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文法のことをずっと考えいて、マーク・C・ベイカーの『言語のレシピ』にたどり着いた。なるほどサンプルとレシピか。パラメータなど、生成文法の展開もわかってきた。半分まで読んだが、とても全部は読めない。
8月4日 11:35 ·
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ハワード・グッドール『音楽史を変えた五つの発明』を読んだ。基本的にはクラシック系。記譜法や平均律などは、ウェーバーを借りて、いつも授業でやっていること。たくみな説明で、なかなかいい本。ベルリナーあたりのことがよくわかった。
7月30日 7:54 ·
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昨日で、私のかかわる期間内試験が全部終了。さあ、500枚と格闘だ。
7月29日 11:06 ·
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玉井真理子・大谷いづみ編『はじめて出会う生命倫理』をざっと読みした。こういう、俯瞰できるテキストは便利で、たとえ中身の議論をある程度知っていたとしても、その位置づけを学ぶことができる。大谷さんとは、阪大の研究所のワークショップで隣り合わせたことがあるが、当時は不覚にもそのお名前を知らなかった。こういう本をテキストにゼミができればおもしろそうだが。
7月17日 17:55 ·
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数日前に雑誌『考える人』2011年夏号を読んだ。梅棹忠夫特集。こうしてみると、そんなに梅棹氏の本を読んでいないことに気づかされる。知的生産の本はだいたい読んでいるが、生態史観は世界史の文脈で最近読みなおしたばかりだ。私にとっては70年代文化人の代表格。ところで『考える人』夏号では花森安治の特集も組んでいて、これはおもしろかった。「花森安治と戦争」目のつけどころがいい。
7月17日 17:35 ·
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夕べはツイッター上で話題だった宮台真司と小林武史の対談「世界の手触りを失うな」http://www.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/20110714_5096.phpを読んだ。宮台さんの求心力ある議論におどろく。
宮台真司×小林武史「世界の手触りを失うな」(1) – FEATURE – エコレゾ ウェブ
www.eco-reso.jp
7月17日 17:04 · · シェア
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今日は、なりゆきで読み残していたモース研究会の『マルセル・モースの世界』(平凡社新書)を読んだ。『贈与論』周辺のモースの知的全体像を分担執筆したもので、もともとは研究所のプロジェクト。それなりにおもしろく読んだが、同時にちょっとがっかりしたのは、本としてはパッチワーク的だったこと。フルニエという人のモースの伝記があることを知って読みたくなった。モースが伝記的におもしろい人物だったことを、この本で学んだ。
7月17日 16:55 ·
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昨日は、サイモン・シンとエツァート・エルンストの『代替医療のトリック』を読み切った。ここで取り上げられているのは、鍼・ホメオパシー・カイロプラティック・ハーブ療法だ。他のさまざまな代替医療にも言及されている。結論は、代替医療の効果はプラセボ以上のものはほとんどなく、プラセボを「効いた」と認識することで正規医療を受診しなくなるリスクがあるということ、しばしば有害な事態を引き起こすということだ。この本はエビデンス中心ということで評価を下す。その点では徹底していて、私としてもすっきりしたが、それゆえにこそ宗教的世界観の特殊なリアリティがメディア的に展開されているのだということを付け加えたくなった。この点については、この夏に書く論文で鮮明化したい。
7月17日 16:48 ·
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エイミー・チュアの『最強国の条件』読了。宗教的寛容と民族的多様性が最強国の条件だという本だが、近年の世界史の読み物としては、なかなかおもしろかった。なかなかの筆力と感じた。とりわけ、ローマ、唐、モンゴル、オランダの章に発見があった。
7月6日 18:05 ·
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ポール・ケネディによると「ラージ・ヒストリー」ということばは、デビッド・S. ランデスのことばらしい。さっそくかれの「強国論」を発注する。いま読んでいるのはエイミー・チュアの『最強国の条件』(講談社)だ。これもラージ・ヒストリー。こういう大局観に立てる本がいい。
7月6日 9:58 ·
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大阪への行き帰りの新幹線で、ポール・ケネディ『世界の運命』(中公新書)を読んだ。もっと系統的な本かなと思ったが、内容はコラム的だった。でも、けっこう視野が広くて、おもしろかった。今日は、書庫から、かれの『大国の興亡』を取り出して、つらつら読んでみている。こういう「ラージ・ヒストリー」が読みたいんだな、私は。ちなみに「ラージ・ヒストリー」をグーグルで検索しても、ろくなものが出てこない。
7月2日 11:49 ·
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2003年1月に公刊した『インフォアーツ論——ネットワーク的知性とは何か』(新書y、洋泉社)の全文を公開します。現在この本は品切れ中で、入手困難になっています。ブログが日本に登場する以前の著作ですが、インターネットや情報倫理についての基本的な考え方を提示したものですので、何かのお役に立てるかもしれません。出版社の許可が取れましたので、手元のデータを公開します。私のブログサイト「ソシオリウム」で公開。 http://nomurakazuo.com/
7月1日 13:37 ·
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武田徹さんが述べているように、3.11以降は、それ以前のスタンスで議論するのは困難だ。私が今抱えている原稿が進まないのも、結局、自分の3.11的転回を余儀なくされているからだ。ここを自分なりに突破しないと、前に進めない。
6月25日 16:57 ·
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今日は、武田徹『原発報道とメディア』(講談社現代新書)を読んだ。著者が長年考えてきたジャーナリズム論を3.11を転回軸にして書き直したもの。私は長年オールドスタイルのジャーナリズム論を教えてきて、社会学的な不満や疑念も感じてきたが、その不満に応えてくれるものだった。理論的なこともやさしく書いてあるので、ゼミで議論してみよう。
6月25日 16:53 ·
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昨日は、宮台真司・飯田哲也『原発社会からの離脱』(講談社現代新書)を読んだ。3.11以後のできごとは、そのはるか以前の帰結であると知った。自分のスタンスもだいたい定まってきた。
6月25日 16:48 ·
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数日前に、清水幾太郎『流言蜚語』を読んだ。大昔、単行本で読んだが、当時は含蓄がよくわからなかった。今回はよく響いてきた。これは名著。ちくま学芸文庫では関東大震災の文章が付せられているが、3.11と見事にシンクロする。
6月25日 16:45 ·
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注文していた高田保馬の『社会学原理』(大正8年)が届いた。本文1385ページの大著。あこがれの社会学書。大原社研でときどき借りて眺めていたが、それができなくなったので、入手すべく探して箱入りを見つけた。文語体なので、通読するのは困難かな。でも、目標は高くなくちゃね。
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5月1日 13:43 · · シェア
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ステレオ初期のマントヴァーニを21世紀になってヨーロッパでリマスターしたCDをiTunesに取り込んで、それを中国製の真空管アンプで再生して聴いています。ラウンジミュージックの極致、いいね!
5月1日 11:06 ·
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オーディオマニアの頭になったついでに、念願の真空管フォノアンプを買いました。ヤフオクで安曇野の人が作っているハンドメイドです。手頃な値段でこんなものが手に入るとは驚きです。真空管アンプはとても高価なので、中国製かハンドメイドでないと買えませんが、いずれも今回はとてもいい感じです。フォノアンプは長年の宿題だったので、やっとデスク周りのオーディオが落ち着きました。
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4月30日 14:36 · · シェア
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中国製の真空管アンプはSunspirit AV Ltd.のJVD-5Mです。真空管がグリーンに光るのがおしゃれ。記念に箱の写真を。
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4月30日 14:31 · · シェア
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マックのiTunesを中国製の真空管アンプにつなげてヤマハのNS-10MMTというミニスピーカーを鳴らしたら、とてもいい感じでした。クラシックも残響空間が表現できます。これなら使えますね。中国製だから安いんだけれども、かわいくて音もいい。真空管系のゆったり感があります。
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4月30日 9:17 · · シェア
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1973年発売のBCLラジオ「スカイセンサー」ICF-5800をやっと入手しました。人気の5900にくらべると性能は落ちるのでしょうが、私のラジオ時代に近いので、懐かしい音質です。http://nomurakazuo.com/2011/04/21/radio/
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4月29日 8:36 · · シェア
野村一夫 on Facebookさんがアルバム「著書・共著の写真」に写真を14枚追加しました。
著書・共著の写真
2010年までの主な単行本です。最近の論文の代表として『社会学評論』の表紙も入れておきました。これらの半分ぐらいは「ソキウス」(http://socius.jp/)で許可を取って公開しています。
4月23日 13:23 · プライバシー: · · シェア
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1995年から続けている社会学サイトの「ソキウス」を5年半ぶりに再構築しました。ワードプレスでやっているブログの名前を「ソシオリウム」にしてしまったので、「ソキウス」の構成と矛盾が生じてしまったからです。「ソキウス」の「ソシオリウム」を廃止して、全体を二層構造にしました。マックのJeditのマルチファイル置換が大いに役立ちました。200以上のファイルに含まれていた複数のリンクを一気に置換できました。
4月23日 11:24 ·
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18日の夜の8時ちょっと前、2月から飼っていたセキセイインコのクラレンスが死んだ。部屋の中での放鳥中の事故だった。10年単位のおつきあいになると信じていたので、大いにショック。愛嬌があり、よくなついていただけに、せつなくてしかたない。命はなんと脆いものか。
4月21日 14:16 ·