まず、昨夜から今日のお昼あたりまでに書いたFacebook友達限定の投稿とコメントを再録します。
ゼミへのエントリーが46名。このまま坂道シリーズになりそうな数字である。メメ坂46。学部や大学の支援があれば、このままゼミにしたいところなんだが、どうしたものか。他のゼミはせいぜい千字程度だが、うちは例年の合格者は1万字程度なので、みんな必死に書いてきているから落とすのがつらいんだよなあ。ま、とにかく全部読んでから考える。
土曜日のゼミだし、課題が自己分析みたいなもんなので、せいぜい訳ありの10人ぐらいかと予想していたのだが、「土曜日はゼミの日」キャンペーンが意外に効いたのか、それとも説明会当日の先輩たちの熱いトークが刺さったのか。
朝からずっとエントリーシートを読んでいる。途中、知っているクラスの子たちに呼び出しをかけたりしていたが、行きつ戻りつ読んでいる。まだ半分くらいだが中間考察しておく。
・2週間ほどしかなかったと思うが、きわめて多くの人たちが相当量の文章を書いている。もともと自分語りが得意なのか、私の文章指導がいいのか、うちの学生は文章が書けるのか。
・私はあえて大学時代のことを聞いているのに、多くの人が幼少期から書き始めて高校時代の記述が分厚くなっていて結婚式の披露宴のようだ。音楽系とかはわかるが運動系部活での努力を連綿と書かれても私は引くだけである。私は大学時代のことだけが知りたいのだ。
・ゼミ応募なんだから1年生の基礎演習のことを詳しく書いてアピールしてもよさそうなのに、それは少数である。クラスの子たちには他ゼミの面接では基礎演習のことを前面に出して話しなさいと指導しているのであるが。基礎演習、じつは、あまり影響を与えていないのか。
・他方、1年生のキャリアデザインの授業の影響があるせいか、資格取得をもって学生生活の課題としている人がかなり多い。私自身は「資格なんか制度化された世界での役割にすぎない」「ほんとうに君たちがやるべき仕事はまだ資格になんかなっていないんだ」とか言っているので、世界観レベルでマッチするのか考える。
・昔よくいた破滅型のおたくがいない。
英語力、交渉力、コミュ力、文章力、調査能力、テータ読解力、計算力、敏感さ、心のタフネス、協調力、ネットワーキング力、都市的感性、おたく力、想像力、創造力、読書力、雑談力、質問力、ヘルプ力、サポート力、リーダーシップ、フォローワーシップ、シティズンシップ、ボランティア精神、教養(歴史、科学、古典、哲学、地理など)、第2外国語力、コスメ力、女子力、筋力。いっぱいありそうね。」だよなあ。資格には見事に何も言及してないよね。